2006年11月 2日 (木)

IVF2周期目

振り返ってみて。

できるだけ、夫と一緒にクリニックに行きたくないと思った。
採卵も、卵が採れてから連絡して来てもらえばいいかな、とか。
夫の往生際の悪さというか、子供っぽさに閉口したから。
こんな人と一緒にいたら、ワタシまで気分悪い、って。

確かにね、あの混み様は尋常じゃないと思うよ。
半分は座れずに立ってるし。
そんな中、3時間も4時間も待たされるのも大変だと思う。
でも、そんなこと分かってたことだし、夫は1日だけ。
ワタシは周期内に、最低5日は行かなきゃいけない。
なのに夫は、”できれば来たくないな”なんて言い放った。
不妊治療を始めることは、このクリニックに通うことは、
二人で話し合って決めたことなのに、どうして腹を括れないんだろう。
なんでこんな人の子供を産むんだろう、って、
なんでワタシだけ痛い思いしなきゃいけないんだろう、って、
腹立たしいより情けなくなった。
夫婦の温度差って言うより、人間性だな、って思った。
二人の子供が欲しくて頑張ってるのに、
夫の嫌なところばかりが露呈してくるなんて、本末転倒だな。

それでもね、排卵した、とか、受精した、とか、分割した、とか、
本来ならばきっと、殆ど意識することなくお腹の中で行われること、
それを、ひとつひとつドキドキしながら確認して進んでいく。
合格発表を待つ、まな板の上の鯉状態。
自分の力じゃどうにもならないことに一喜一憂して。
でもね、思ったんだ。だからこそ、とっても愛おしく思える。
頑張って受精して!とか、頑張って分割して!とか、遠くの空から祈る。
ワタシの卵子と夫の精子が無事に出会って、ひとつの命になろうとしてる。
なんて神秘的で、なんて素敵なんだろう、って。
だからやっぱり、ワタシは子供が欲しい、って。

この頃から、仕事を辞めたいと思い始めた。
ワタシは元々一球入魂タイプ。
治療のスケジュールは、直前にならないと決まらない。
シフトを決めても、あとで動かす必要性が出てくる。
それを考えるのが凄くストレスに感じてきた。
当初は、仕事をしながら治療をしたいと思っていたし、
妊娠しても続けようかな、とまで思っていた。
でも現実はそんなに甘くなかった。
勿論、仕事と治療を両立してる人も沢山いるけど、
ワタシはダメだと思った。
複数のことを一遍に考えられない。割と不器用だから。

仕事を辞めることを視野に入れ、今後のことを考えようと思った。
次にクリニックに行くのは、生理周期13日目。

治療費

生理周期8日目(内診・注射) 0円(預り金から相殺)
生理周期10日目(内診・スプレキュア処方) 2,040円
※ただしスプレキュアの代金は、移植時に請求されるとのこと
採卵 40,680円
胚移植 341,344円
判定日 7,350円

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判定日

2006年10月2日 ET後12日目(IVF2周期目)

クリニックに行く前から結果は分かっていた。
30日の朝のフライング検査は真っ白の陰性だったし、
前日から茶オリも始まっていたから。
おまけに、朝一でやった妊検も真っ白、茶オリの色は濃くなった。
重たい気持ちでクリニックに向かう。でも、覚悟はできていた。

受付で、”今日、判定日ですね。出血や腹痛はないですか?”
と聞かれ、”出血があります”と申告した。
”出血?あるんですか?”と聞き返され、”はい”と。
静まり返った待合室に、ワタシの出血が公表された。
ホントいや、このシステム。

採血し、結果を待つ。1時間半。長かった。
ワタシはきっと、憔悴しきった顔をしていたに違いない。
陰性だと告げられるのが分かっていても、やっぱり辛かった。
PMSもあったし。
結果は予想通りダメだった。
”残念ながら、今回はダメでした。
でも、良い卵がひとつ凍結できてるので、
次回は凍結胚移植をしましょう”と言われた。
”良い卵”、か。
確か、今回移植した卵も、グレードは良かったんだよね。
おまけに、内膜の状態も良かったんだよね。
でも、妊娠できなかったんだよね。

”良い卵”
判定待ちの9月25日、指示された通り、10時に電話を入れた。
分割した卵が、その後の培養でどうなったか確認するために。
結果は、1つは途中で分割を止めてしまったけれど、
1つは胚盤胞になったので、凍結しました、とのこと。
1つ残ってくれたことは勿論嬉しかったけど、
1つダメだったことの方がショックだった。正直に言うと。
ホントに厚くて高い壁があるんだなーって思った。
でも同時に、今回ダメでも次回がある、って希望を持てた。

夫は、と言うと、出かけるときにまだ寝ていた。
それは予測できたことだから仕方ないけど、
途中、お金のことで電話をかけたら、まだ寝てた。
判定結果をメールしても音沙汰なし。
帰りのバスで、”いませんように”って願ってきたんだけど、
帰ってきたらまだ寝てた。

緊張も落胆も、直に感じてるのはワタシだけ。
せめてひとりになりたいと願って帰ってきたら、夫が寝てる。
次周期は、胚盤胞まで分割→凍結した卵を移植するとのこと。
生理周期13日目にクリニックへ行って、スケジュールを立てるらしい。
なので夫は、今月は何もする必要がない。
緊張感がない上に1回休みなんて、やっぱり不公平だ。

妊娠できなかった。分割した卵を戻したのに。
でも、それが次のサイクルの始まりだったりもする。
現実は現実として受け止めて、ちゃんとリカバリーしなきゃ。
自分に言い聞かせた。

取り敢えず週末は気分転換したいと思った。
プラノバールもセロフェンも服用しなくて良いみたいだから、
特別体調を気にする必要もない。
好きな物を食べて好きなことをして過ごしたい。
体も勿論だけど、心のリカバリーも必要。

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胚移植

2006年9月20日 生理周期14日目(IVF2周期目ET当日)

ホントにヤダ。ドキドキして。
こんなドキドキを、あと何回乗り越えるんだろう。

指示通り、午前10時に電話を入れる。
やっぱり1度じゃ繋がらない。
無事、卵達は3個とも分割を続けてるらしく、午後移植となった。
13時にIVF受付に来るように言われ、
その際、お金も用意してくるように指示された。

受付時間前に到着。IVF受付でお金を払う。
”移植が終わったら、預り証を提示して下さい。
実費を計算して、領収書とお釣りをお返しします”とのこと。
ふ~ん。なんか、手付け金みたいな感じ?

”9階に上がって受付に声をかけて下さい。
培養士から説明があります”とのこと。
指示通りにして待っていると、問診室に呼ばれた。
そこで、卵の状態とETの流れを説明された。
今回は、4分割の卵を1つ戻します、と。
分割した3個の卵達は、どれもとてもグレードの高い物だったらしい。
細胞壁もしっかりしていて、分割も綺麗で。
ひとつだけ、正円ではなく楕円の物があったみたいだけど、
それも、質的には殆ど問題ないとのことだった。
1つだけお腹に戻し、あとは胚盤胞まで培養する。
上手く培養できるのは50%らしく、胚盤胞になったら凍結保存するらしい。
凍結・・・。また新しい言葉が出てきた。
ちなみに説明しながら見せられた紙には、
受精させたときの夫の精子の状態も書いてあった。

培養士の説明を受けた後、いよいよ移植。
初めてのことはやっぱり緊張。
でも、手順は採卵の時と殆ど変わらなかった。
思っていたより長く感じた。
看護士さんに”左の画面を見て下さい。
あそこにこれから移植する卵が映りますよー”と言われ、見入る。
さっき培養士さんに見せてもらった画像と同様、まん丸の卵だった。
”じゃ、次に右を見て下さい。これが子宮。これが内膜ですね。
ここにカテーテルが入っていて、移植の瞬間、白く光ります”って。
ひ、光る?光るってどういうこと?後光でも差すの??
ちょっと疑いの眼差しで見てると、ホントに光った。
あれ、なんで光るんだろう。今でも不思議なんだけど。

”はい、終わりです~。起きあがって下さい”と言われ、
さっきの紙と2枚の写真を手渡された。
え?何これ?さっき見た、分割卵と移植の瞬間??
ちょっと感動した。こんなの、もらえるんだ?って。

ベッドに戻ってまじまじと見ていると、なんだか泣けてきた。
手渡された紙には、内膜の厚さと状態が書き加えられていた。
どちらも”良好”。
採卵の時と同様、20分くらいベッドで休む。
その間、看護士さんが抗菌剤とプラノバールを持ってきた。
移植3日後からプラノバールを6日間飲むらしい。
なんでも、内膜を安定させる効果があるとか。
ピルって、避妊だけじゃないんだね。色々役に立つんだー。

おっと、忘れちゃいけない。分割を続けている2つの卵達のこと。
9月25日の10時に、分割が進んだかどうかの確認の電話を
入れるように指示された。
胚盤胞にまで分割したら、そのまま凍結されることになる、と。

そして、今回の移植の判定日は10月2日。12日後。
ちょっと長いよねー。
必ず11時までに来るように、と指示される。
じゃないと、先生からの説明が聞けず、結果だけになるから、と。
着床してくれることと分割を続けてくれることを祈りつつ、
またしてもドキドキな日々を過ごすことになる。

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採卵

2006年9月18日 生理周期12日目(IVF2周期目)

夫と連れだってクリニックへ。
近くのコインパーキングに車を入れる。
時間通りに受付を済ませたんだけど、実際に採卵が始まったのは、
その後、1時間過ぎた辺りだった。
受付時間の意味、ないね。

2回目ってこともあって、勝手は分かってる。それでも緊張した。
また採れなかったらどうしよう、って。
前回同様、名前と生年月日の連呼の後、
”はい、じゃ、取っていきま~す”の声と共に針が刺される。
重痛い感じが下腹に広がる。
”まず右1~”、”はい右1~”、”右1エッグ・・・”、
え、エッグ?エッグって、卵のこと??採れたってこと??
”はいじゃ、次、右2~”・・・。
前回は全くの自然排卵だったから、成熟卵胞は1個。
当然、針を刺すのも1回だった。
今回は最終的に、4つの卵胞が育ったらしい。だから4回針を刺した。
前回は殆ど痛みを感じなかったんだけど、今回はさすがに痛かった。

採卵後、ベッドで休憩してる間も下腹が重痛かった。
横になっていると看護士さんがやってきて、結果を報告してくれた。
4個採れた卵のうち1個が変形卵子だったらしく、
受精させられるのは3個です、と。
それでも、誘発剤で大きくなった卵胞全部に卵子があったことになる。
やっぱり”種なし”は一時的なものだったんだ。良かった。
”この後、先生から話がありますから”と看護士さんがいなくなった後、
さすがに涙が出た。”良かった。ありがとう”って。
夫にも心の中で、”良かったね。(採精)頑張ってね”と念を送った。

ホントはもう少し横になっていたかったんだけど、夫も待ってるし、
寝ていても良くなりそうになかったから、ベッドを開けた。
夫にメールすると、採精中だった。
出てきた夫に声をかけると、なんとなく不機嫌な顔。
隣りに腰掛けて、”受付のヤツ、なんか感じ悪いな”って。それが第一声。
ワタシは相変わらずお腹が重たく、座ってるのもちょっときつかった。
夫に指を三本出して”3個採れたって”って言っても、
相変わらず不機嫌顔。
段々腹が立ってきて、”卵採れて良かった?”って聞いた。
”なんで?良かったんじゃないの?”って、不機嫌な感じで言ったので、
”だって卵のことより自分が疲れてることばっかりが
気になるみたいだから”って言った。夫は反論できなかった。

暫く言葉をかけなかったんだけど、
腰が悪い夫が、粗悪な丸椅子に座ってるのは気の毒だなーって思って、
”車に戻って寝てて良いよ”って促した。
この後、卵の状態を聞くための診察がある。
ホントは夫にも一緒に話を聞いて欲しかったんだけど、
”まだ時間かかりそうだし、こんな椅子に座ってたら腰に悪いし”って。
”そう?”と言って席を立つ夫。
お腹が重くて痛いワタシを気遣う言葉も態度もなく・・・。やれやれ。

診察の後、採精結果を待ってお会計へ。
精子の状態が悪いと、再採精になるらしいんだけど、
幸い夫のは大丈夫だった。
”振りかける、通常の方法で(受精を)行います”って。
翌日の14時に受精確認の電話を入れるように指示された。

9月19日、たまたま外出の予定でオフィスを離れたので、その時に電話。
何度やっても話し中。まるでチケット取るときみたい。
やっとつながったのは、2時10分過ぎ。
3個採れた卵、全てが受精したとのこと。良かった。
・・・って、ほっとしたのも束の間だった。
”このまま培養を続けて、ちゃんと分割したら移植になります”って。
え?受精しただけじゃ移植が決まらないの??

翌日の10時に電話を入れて、
順調に分割していたら午後、移植することになるらしい。
当日の朝まで移植かどうか分からないなんて・・・。
なんだかもう、次から次へとハードルが現れる感じ。

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2回目の卵胞チェック

2006年9月16日 生理周期10日目(IVF2周期目)

午前中、クリニックへ。
もう慣れっこなんだけど、8時半に行って受け付け番号は130番台。
どれだけ混んでるか、予想つくでしょ?

前回同様、内診と血液検査。
1時間半後、診察室に呼ばれると、
”卵胞が順調に大きくなってるので、明後日採卵しましょう”と。
”血液検査の結果、ホルモン値も充分なので”って。
あ、明後日?注射、1回しかしてないよ??

どうやら、ワタシは誘発剤への反応が良すぎるらしい。
その理由のひとつに、今まで使わなかったからじゃないかと。
誘発剤って、使い続けてるうちに効きが悪くなることもあるらしい。

”この後隣でスプレーの使い方を聞いてから帰ってね”と。
”これがちゃんとできないと、全て水の泡だから”って。
処置室に呼ばれ、スプレキュアの使い方と
今後のスケジュールに関して説明を受ける。
”やり過ぎかな?って言うくらいに強く押して下さい”と。
”出が足りないと効かないので”って。
何を隠そう、ワタシは点鼻薬初体験。
押し方のレクチャーを受けるも、ちょっと心配。
夜中の23時と24時にスプレーして下さいと言われる。
寝ないように気を付けなきゃ、と、
すぐに携帯のアラームをセットした。

”明日の夕方16時に電話を下さい。
その時に、当日の来院時間が決まりますので”とのこと。
”旦那様は来られますか?”と聞かれ、”大丈夫です”と即答。
18日は敬老の日。夫は休み。
休みの日、しかも採卵日くらい同行させなくてどうする。
車で迎えに来た夫に言うと、”分かった”と。当然でしょ。

点鼻薬デビューも無事(?)終わり、
翌9月17日の夕方16時に電話を入れると、
”明日の朝、8時20分までに4FIVF受付にお越し下さい”と。
いよいよ採卵、と思うと緊張感も高まる。
今度こそ、卵がちゃんと入っていますように・・・。

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卵胞チェック

2006年9月14日 生理周期8日目(IVF2周期目)

プラノバールもセロフェンも、殆ど副作用は無かった。
人によっては色々症状が出るみたいだけど。

指示通り、午前中にクリニックへ。
予定では、8日目・10日目・12日目と通院&注射。
最初に内診。卵胞チェック。
モニターには、丸々と大きくなった卵胞が・・・。
ざっと見て、3個はある。取り敢えず良かった。
3個もあるんだから、1個くらい卵子が採れるよね?なんて。
”この後血液を採って、結果を9階で待って下さい”って言われた。

採血検査を待って診察室へ。
”順調に大きくなってますね。
取り敢えず今日は、注射を打って帰って下さい”とのこと。
打たれた注射は”日研50mm”とか言うやつ。
”肩とお尻、どちらが良いですか?”と言われ、迷わずお尻に。
以前、黄体ホルモン補填の注射をされたことがあって、
その時、肩は物凄く痛みが残ったのを覚えていた。
で、それ以降、筋肉注射はお尻と決めていた。

余談だけど、筋肉注射って、どうして痛いんだろうねー。
思わず握り拳するほど痛かった。
筋繊維って、やっぱり異物が入りづらくなってるんだろうか。
お尻のほっぺなんて、ぷよぷよしてるだけなのに。
これをあと2回は受けることになるのかと思うと、ちょっとブルー。

この日、お会計は無し。
前回の採卵の時、基本料金(?)みたいなのを取られて、
その余剰分を割り当てられるから、らしい。
なんか変なシステム。
次は2日後。

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