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2007年8月 8日 (水)

子宮内清掃術・当日

8時半の時間指定で4F受付へ。
受け付け番号票を手渡され、”いつも8Fですよね?
今日も8Fになりますので、8Fの受付で声をかけて下さい”と言われる。
8Fに上がり、受け付けに声をかけ、問診票を渡す。
カルテは既に受け付けに上がっていた。やっぱり混でるなー。

時間指定だったにもかかわらず、内診まで30分も待った。
いつも思うんだけど、時間指定の意味って、何?

言わずと知れた、昨日と同じ番号の内診室。
エコーで確認するまでもなく、”では、違う薬を入れますね”と。
二段階で子宮口を広げることは、前々回の説明で知っていた。
多分、昨日より大きめのラミナリアを入れるんだろうなーと思った。
昨日入れたガーゼとラミナリアを取り出し、新しいのを入れる。
その瞬間、昨日の痛みとはちょっと違う、
でも、激痛には変わらない痛みが走って、また腰が引けた。
先生は手を休めず、”大丈夫ですか?”と声を発した。
大丈夫なわけ、ないでしょ。
・・・って言うか、ダメだったら抜いてくれるわけ?半ギレ状態。

昨日よりずっと重たく、ずっと強い鈍痛が腰全体に広がった。
”昨日と同じように、また少しここで休んで下さい”と、
多分、昨日と同じ看護士さんが、
むき出しの下半身にタオルをかけてくれた。

10分は経っていないと思う。
違う看護士さんがやってきて、”動けそうですか?”と。
ちょっと嫌な予感がして、”動くって、どこへですか?”と聞いた。
前回は、すぐにリラックスルームのベッドへ移動したんだけど、
”今日は採卵者が多くてベッドがいっぱいだ”、と、
声をかけられる前に耳に入ってきたから。
”まだベッドが空いていないので、取り敢えず、
前の椅子で待って頂くことになります”と。冗談でしょ。
”座って待つのはしんどいです”と言うと、”そうですよね・・・”と。
”では、もう暫くここで休んで下さい”、と。
動けそうになったら声をかけて下さい”と。”はい”と答えた。

程なくして、優しい看護士さん(笑)がやってきた。
”動けますか?”と。”まだベッドが空かないのですが、
横になれるスペースがあるので、移動できれば・・・”と。
”足を上げたままの格好は辛いでしょう?”と。はい、その通り。
横になれるなら・・・、と、”動きます”と言うと、
”では、ゆっくりで良いので、着替えて下さい”と言われる。
内診台を降り着替え始めたとき、”大丈夫かなー”と聞こえた。
ホントに優しい看護士さん。

”着替え終わったら、処置室に声をかけて下さい”と言われた。
声をかけると、処置室の中のベッドに横になるように指示された。
もう、横になれるならどこでも良い、と、倒れ込んだ。
処置室の中は雑然としていた。ホントに忙しいらしい。
ぼんやりとした頭で、色んな声が飛び交うのが聞こえる。
途中、ヒューナーテストで自然妊娠した、
との院長先生の声が、聞くともなく耳に入ってきた。
そんな人もいるんだー。
”帰って旦那さんに、『自然妊娠できたよ!』って言ってあげなさい”
って言われていた。
あとは、10週になるのに卒業診察(?)に来ない人への電話とか・・・。

1時間くらい処置室にいただろうか。
やっとベッドが空いたとのことで、リラックスルームに移る。
処置室のベッドは堅かったので、やれやれ、と一安心。
処置自体は12時頃だと聞いていた。まだ1時間以上時間がある。
”着替えられれば着替えて、横になっていて下さい”と言われる。
一応、下着とキャミを付けたまま術着を来て、横になる。

下腹部の鈍痛は続いていた。
20週で流産した人のブログを思い出していた。
”下腹部の重痛さに、『早く産んでしまいたい』と思った”って。
その人は、週数も進んでいたので、分娩となったらしい。
その気持ちが分かる気がした。
重めの生理痛がずーっと続くような、下腹部の違和感。
力一杯何かを押し出したくなる衝動。
ワタシも早く、産んでしまいたい・・・。

11時半を回った頃、看護士さんがやってきた。
”トイレに行ってショーツを外して、帽子をかぶって下さい”と。
指示通りにして横になる。下腹部の鈍痛はかなり引いていた。
”痛み、もっと強くなってくれないかなー”と思った。
そうすれば、”早く産んでしまいたい”って気持ちでいられる。
痛みが引いてしまうと、その後の痛みの恐怖が襲ってくる。
痛いなら痛いまま、処置に突入してしまいたい、と。

ベッドに戻ると、すぐに看護士さんがやってきて、
”筋肉注射をしますが、肩とお尻、どちらが良いですか?”と。
そうだった。確か、麻酔の導入剤だった。
前回同様、”お尻にお願いします”と横になった。
”右と左、どちらが良いですか?”と聞かれ、
”そんなのどっちでも良いよ”と思ったんだけど、
向き的に左の方がし易いだろうなーと思い、”左に”と答えた。
こんな時まで看護士さんに気を使うなんて・・・。(苦笑)

注射跡を揉みながら待つ。
恐らく、最後の採卵の人がオペ室に入るのが分かった。
10分?15分?待ち時間は長く感じる。
その人が出てきてからも尚、10分くらい待っただろうか。
”○○さん・・・をお願いします”と声が聞こえ、
慌てて看護士さんが駆けて来た。
普通、次の人はオペ室前の椅子で待つことになってるのに、
看護士さんの指示が無く、ベッドで横になったままだったから。

前回と違い、オペ室は光々と明かりがついていた。
オペ室って薄暗いイメージだし、前回はそうだった。
今回は、全てが見渡せるほどの明るさだった。
このままの状態でオペするの?!って感じ。

既に背中を向けて座っていた先生に、”お願いします”と声をかけた。
返事はない。うつむいたままだった。前回もそうだった。
その時思った。これ、マニュアルなんじゃないか、って。
一応、”残念ながら・・・”と言う意思表示なんじゃないか、って。
クリニック内での、暗黙の了解、と言うか・・・。
横顔で、割と高齢の先生だと言うことが分かった。
指示通り横になり、施術が始まる。
今回は、看護士さんが横でずっと説明してくれた。
消毒、麻酔、処置開始。麻酔が痛かったかなー。やっぱり。

低いうなり声を上げると、前回同様、看護士さんが手を握ってくれて、
”鼻から吸って、口からゆっくり息をして下さい”と声をかけてくれた。
吸引が始まると、卵巣というか腸というか、
脇腹が引っ張られるような痛みが走り、うなり声も大きくなる。
前回と同じく、”絶対『痛い』って言わない”と決めていた。
産むんだから、と。
その分、獣のような、低いうなり声を上げていた。(笑)

”はい、終わり。大丈夫?”と先生の声が聞こえた。
それと同時に看護士さんが、”子宮が収縮する注射をします。
生理痛のような痛みがあると思います”と、肩に注射をした。
でも、前回のような、キューっと縮む感じはなかった。
終わってみると、前回より楽だったなーと思った。
先生の手際(?)も良かった感じ。
ワタシが慣れただけ?とも思ったけど、慣れたくないよ。(苦笑)

”止血用のガーゼを入れていないので、
すぐにトイレに行ってナプキンを当てて下さい”と言われた。
前回はガーゼを入れたまま横になったんだけど、結局出血して、
ベッドと術着を汚してしまったから、
どっちにしてもすぐにナプキンを当てようと思っていた。
指示通りトイレに行って、大きめのナプキンを拝借。
自分でも持って行ったんだけど、看護士さんに、
”ナプキンはトイレにありますから”って言われたから。
なんだかふわふわした、ホントに大きなナプキンだった。

ベッドに戻ると看護士さんがやってきて、
”30分~1時間横になって下さい”、と言われた。
”水分は取っても大丈夫ですか?”と聞くと、
”先生に聞いてみますね”と言われた。
オペ室を出るとき、オペに付き添ってくれた看護士さんにも
同じことを聞いたんだけど、”先生に確認してみます”と言われた。

そうそう。トイレを出るとき、受け付けに先生が座っていて、
その目前に、透明容器に入った物体が置いてあった。
瞬間、”ワタシの胎嚢?”と思った。多分そうだと思う。
”そんなところに置くなよー”と思った。

横になってすぐ、付き添ってくれた看護士さんがやってきて、
”水分は取っても大丈夫だそうです。今、何か持ってますか?”と
聞かれ、”あります”と答えた。朝から絶飲食だったんだけど、
オペ後、喉が渇くのは分かっていたので、用意して行った。
スポーツドリンクとのど飴。
麻酔と”うなり声”のせいだと思う。喉が渇くの。(笑)
スポーツドリンクを一口含み、横になった。
喉は渇いてるんだけど、余りガブガブ飲める感じじゃない。
のど飴を口に放り込んで、また横になった。

携帯を取り出し夫にメール。時間は12時前だった。
予定より早く始まって、早く終わったらしい。
”今終わりました。休憩が終わって、お会計に降りるときに
またメールします”と。返事がない。恐らく寝てるんだろう。

痛みは殆ど感じなくなっていた。その点でも前回と違う。
前回は左右の下腹部に痛みがあって、腰を押していた。
先生の腕か、慣れてしまったのか、週数の関係か・・・。
30分程して看護士さんが来た。”お腹の痛みはどうですか?”と。
”まだ少し重いです”と言うと、”では、動けそうになったら、
トイレで出血を確認して、声をかけて下さい”と。
前回は1時間休んだ気がする。短くなったのかな。

10分経った辺りで、重さは多少あったものの痛みはないし、
ここに横になっていても気を使うし、と思って立ち上がった。
受付にいた看護士さんに、”出血の確認をします”と声をかけ、
トイレに入った。前回より出血しているような気がした。
大きい割に、なんとなく心許ないナプキンだったので、
自分で持っていったナプキンに取り替えた。

トイレを出て看護士さんに声をかける。
”出血はしてます”と言うと、”どれくらいですか?”と。
どれくらい?って言われても・・・、と悩んでいると、
”ポタポタ垂れるくらいですか?”と聞かれ、
”便器の中が赤くなっているので、垂れてるとは思いますけど・・・”
と言うと、”痛みはどうですか?”と。
”痛みは大丈夫です”と言うと、”では、取り敢えず着替えて頂いて、
声をかけてもらって良いですか?”と。

着替えて受け付けに声をかけると、
メテルギンとシプロキサンと、プリントを手渡された。
簡単に説明を受け、”この後、8Fの待合いで待ってて下さい。
先生からお話がありますので”と言われた。
前回もそうだったっけ?座ってるのは辛いなーと思った。

しかも、なかなか呼ばれない。
午前の受付時間はとっくに過ぎているのに、激混み状態。
30分は待ったと思う。処置室に呼ばれた。
呼んだのは、処置をしてくれた、高齢め(?)の先生だった。
”注意事項は紙に書いてありますから読んで下さいね。
お風呂のこととか、セックスのこととか、ね。
で、次回は一応1週間後に来て下さい。
ねぇ、折角ここまで来たのに残念だったねぇ”と。
なんだか、初めて暖かい言葉を聞いた気がした。
同じような言葉を発してくれた先生は、多分いたと思うけど、
この先生は、なんて言うか、暖かみがあった。
雰囲気が、近所の町医者のおじさん、って感じだったからかな。
”おじいさん”に近いかも知れないけど・・・。(笑)

4Fに降りるとき、夫にメール。”会計に降ります”と。返事無し。
やっぱりね、寝てるんだ。
ちょっと切なくなったけど仕方ない。夫は元々そう言う人。
最悪、タクシーで帰ることにしよう。幸い、それほど辛くないし。
でも、なんのために仕事休んだんだか・・・。寝るため?(笑)
それでも、待っている間、2度ほど追加メール。
”おーい・・・。”、”起きな・・・い?”と。
2通目のメールで、”すまん”と返事が来た。
”起こしちゃってごめんね。今、会計待ち”とメールすると、
”これから出ます”と。やれやれ。(^^;)

会計、結構待った。座った状態って、結構辛い。
名前を呼ばれたとき、夫からメールが来て、”止めて待ってる”と。
会計を済ませて外に出ると、いつもの場所に車が止まっていた。

丁度お昼時だったので、ファミレスでランチすることに。
胃の辺りが重く、余り食欲はないんだけど、
何か食べないと薬が飲めないから、と軽めに食べる。
それでも、夕方下してしまった。殆ど全部。
夫はリビングで寝息を立てていたので、
晩ご飯も軽く食べて薬を飲んだんだけど、再び下痢。
薬、流れ出ちゃってないか?とちょっと心配。

前回、メテルギンによる、子宮収縮の痛みが結構辛かった。
看護士さんにも、”重い生理痛のような痛みがあると思います。
対応もできますが、どうしても必要な薬なので、
どうしても辛いようならお電話下さい”と言われていた。
でも、下痢で流れてしまったのか(笑)、
今回は、今のところ、全く痛みがない。
週数の関係もあるのかなーって、ちょっと思う。
前回と2週くらい違う。子宮の大きさも、きっと違うと思う。
余り大きくなってないのかも?と。

こうして、クリニックでの2度目の子宮内清掃術が終わった。
総じて、前回より辛くなかった。だから、慣れたくないって。(笑)
色んな要因はあると思う。辛くない方が有り難いし。

胃の不快感は続いてる。
でも、洗濯物を干すとき、桜の木を渡ってくる風が気持ち良くて、
”夏だなー。季節は、黙っていても巡って来るんだよねー。
それが、『生きてる』ってことなんだよねー。
生きてることに感謝しよう”って思った。
不謹慎な言い方かも知れないけど、悲しみより、爽快感というか、
なんだか爽やかな気持ちになっている。それが不思議。
これも、M先生の説法鍼(笑)のお陰だと思う。
もしかして、術中・術後の体調が前回より良いのは、
鍼治療のお陰だったりもするのかも?

だからって、余り無理せず、1週間くらいはのんびり過ごそう。
少なからず、体に負担はあったはずだから。
今月いっぱい取ってある鍼治療の予約をどうしようか。
今ちょっと考えてる。
報告も兼ねて、最後に1回M先生の顔を見たい気もするし・・・。
取り敢えず、今週の鍼はキャンセルしようっと。

子宮内清掃術
(メテルギン(子宮収縮剤)・シプロキサン処方)  9,620円

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