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2007年5月27日 (日)

晩ご飯の支度を終え、配膳をしてるとき、
キッチンにまだ運ぶべきものがあるにも関わらず、
ソファから起き出した夫は、既にダイニングの椅子に座っていた。
”運ぶくらい運んでくれても・・・”と思いながらテーブルに付くと、
ワタシが座る椅子の準備さえしてくれていない。
”椅子ぐらい用意してくれても・・・”と思わず言葉に出してしまうと、
あからさまに嫌な顔をしたのが分かった。
本人は自覚してたかどうか分からないけど・・・。
その表情を見た瞬間、
”やっぱりワタシはこの人と一生一緒には暮らせない”と思った。

”お腹空いた”と言ったまま、ソファで寝てしまった夫。
ワタシ自身も空腹を抱えながら、でも、夫が自然に起きるのを待って、
ようやく目を空いたので、”食べる?”と声をかけた。
”そうだねー、食べたいねー”と言うので急いで支度をした。
その間、夫はずっとソファでうつらうつらしていた。
ダイニングテーブルのセッティングを始めると、やっと体を起こし、
気が付いたら椅子に平行移動していた。自分の身辺だけ整えて・・・。
その上、ちょっと一言こぼしてみたら、もの凄く嫌な顔をする。
なんだそれ。そんなのあり?
料理すること自体はやぶさかじゃないとしても、
セッティングの手伝いもしてくれないの?そんなに嫌な顔するの?
腹立たしいより情けなくなった。
ワタシ、この人のどこが良くて結婚したんだろう、とまで思った。
一瞬のうちに。

そんな状態で食事しても不味いだけなので、
折角自分で作ったんだから、少しでも美味しく食べたいし、
気を取り直して明るい声色で声をかける。
単純な夫はすぐに顔色を変え、”このイカ柔らかいね”なんて言う。
ご機嫌取られてなんぼの人なんだな、この人は。
なんて幼稚で、なんて幼いんだろう。

世話焼きタイプだと思う。母性本能が強いというか。
(友達には、”強すぎる”、”甘やかしすぎ”と言われ続けてる)
それはワタシの特性なので、相手が変わっても同じだと思うし、
思い出してみると、不思議と”そう言うタイプ”ばかり寄ってくる。
好きになった人の中には、大人な人もいたけど・・・。

男なんて所詮子供で甘ったれだと思う。マザコンだし。
それでも、一応子供じゃないんだから、
大人同士の付き合いができる面も持っていて欲しい。
夫は多分、外に対してはそれをできてるんだと思う。
ことワタシに対しては、気遣いや心配りを一切感じない。
夫婦だから?そんなの理由にならない。
夫婦だって元は他人だし、ワタシだって生身の生き物だし。
感情がない、家事ロボットなわけじゃない。
”好き”って思えるから、身の回りの世話も焼けるんだし・・・。

とはいえ、家と外のギャップも余りない気もする。
年齢的にも立場的にも、
社会人としての最低限のマナーは持ってるのかも知れない。
だからこそ、サラリーマンを続けていられるんだと思うし。
それでも、上司とか周りの人達の話を聞くと、
割と自由というか、人に対する接し方が稚拙な気がする。
外では、仕事って事で譲歩してる部分があるとしても、
ワタシに対しては”素”が出てるんだと思う。顕著に。

本音を言えば、少し歩み寄って欲しいと思う。
じゃないと多分、ワタシが続かない。
そんなに大層なことを期待してるわけじゃない。
昨夜だって、ワタシの椅子の上からスティッチをソファに移動させて、
90度位置を変えてくれれば良いだけのこと。
作る手伝いとか配膳とかは、100歩譲れる。
大体、スティッチの定位置はソファの上なのに、
自分が伸びきって寝てるから、見かねて移動させただけ。
それを元に戻して椅子を動かす気持ちも起きないなんて・・・。
立腹を通り越して、情けなくすらなってくる。

ワタシのキャパが狭いんだろうなーと思う。
そんな夫を受け止めて上げられない、許して上げられない、
ワタシの狭いキャパ。
ワタシじゃなかったら、もっと甘やかしてくれる人もいるかも知れない。
それこそ、母親のように。
・・・って言うか、母親はどんな育て方をしてきたんだろう。
”分からんちんだから、苦労すると思うけど”って言われた。
結婚するとき、義母に。もっとちゃんと確認するんだった。
”分からんちん”ってどういう意味なのか。
ホント、恋愛って、ただ中にいると気付かないんだよねー。
気付いちゃったら結婚なんてできないんだろうけど。

とは言え、ここで吐露する意外、夫の愚痴を言ったことはない。
母親には少しだけ話したことがあるけど、1/10にも満たないと思う。
誰かに愚痴を言うことは、そんな男を選んだ自分が馬鹿だった、
見る目がなかった、って言ってるようなもんだから。
それは母の口癖でもある。
事実、母から父の愚痴や悪口を聞いたことはない。1度も。
浮気して離婚して、相当苦労させられただろうに、
何度もあった再婚話を断るたびに、”パパ以上の人はいないから”と。
ホントには母は、できた人だと思う。尊敬に値する人だと思う。
勿論、欠点もあるけど。人間は万能じゃないから。

昨日、久しぶりに沢山の”他人”と関わってみて、
担当のHさんだけじゃなく、シャンプーしてくれたKくん、
途中経過を見てくれたYくん、受付の新人の女の子、
スタッフだけじゃなく、同じ空間にいた、沢山のお客さん達。
聞くともなく耳に入った色んな話、
そう言うものに触れて、”やっぱり人って良いなー”と思った。
家の中にいて、夫の顔色伺って世話焼いてるより、
色んな人と会って、触れて、感じて。
だからこそ、自分の幅も広がり、深みも増すんだろうなーって、改めて。
”早く外に出よう(仕事しよう)”と思った。
外に出たら、夫のことなんて、余り気にならなくなるかも知れない。
そう言えば、前に夫に言われた。仕事してないとき、
”家にばかりいて、俺としか接してないから、
俺の細かいところが気になるんじゃないの?外に出た方が良いよ。
その方が俺も助かるし”って。
見方を変えれば、ワタシの”世話焼き(過ぎ)目線”は、
夫にとってストレスになってるのかも知れない。なるほど。

こうやって文字にすると、色んなことが見えてくる。だから好き。
最初は、夫に対する不平・不満だったのに、
最終的には自戒の念に変わる。それって凄いことだと思う。
夫ばかりが悪いわけじゃない。ワタシの方が悪いのかも?って。
自分を客観的に見られる手段だと思う。
自分を省みられなければ、人に優しくすることはできないと思うし。
それによってまた、自分も好きになれると思うし。

夫はこたつで寝てる。
ワタシは早くも外に出たくてウズウズしてる。
M先生も言ってたけど、こういうときは家にいない方が良い。
環境を変えて向き合ったら、お互いに心に余裕が出てくる。
確かにそうだな。
一応、前向きな結論に達したけど、やっぱり今日は外に出たい。

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