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2007年2月11日 (日)

長い1日

六本木周辺は一方通行の細い道が密集してる。
幸い、夫の職場の近くだったので、夫に土地勘があったお陰で、
極端に迷わず、時間通りにお寺に着いた。
都会の真ん中、高速道路のほど近くにひっそりとあった。

車を止めて受付に声をかけると尼僧さんだった。
受付用紙に書き込み、祈祷代と塔婆代を支払う。
祈祷部屋に通されると、個別供養に1組、既に祈祷を受けていた。
合同供養には、ワタシ達の他に1組座っていた。

程なくして受付にいた尼僧さんが現れ、読経が始まった。
目を上げると、もう1組の塔婆は、苗字が違っていることに気付いた。
ワタシ達より若いと思われる二人は、夫婦ではないようだ。

読経の途中、その内容を聞いて、思わず涙が溢れてきた。
”賽の河原で、まだ10(とお)にも満たない嬰児(みどりご)が、
ひとつふたつと石を積み上げている。
ひとつ積んでは父親の名を、ふたつ積んでは母親の名を、
この世のものとは思えない、嘆き声で呼んでいる・・・”、と。
賽の河原は、三途の川の手前にある河原だと言われている。
そこで、父母の名前を呼びながら、閻魔さまの前で石を積む。
そんな光景を思い浮かべただけで、物凄く切なくなった。

焼香と読経は15分程度で終わり、尼僧さんが静かに話し始めた。
ご祈祷を受けたお札を頂いたので、その対処の仕方、
これからの供養の方法などを色々聞いて、
水子地蔵尊の前に塔婆を建てて、一通りお参りの仕方を教わり、
その通りに供養して解散となった。
なんだかとても気持ちが穏やかになった。
今までは、どこかのお寺に行って水子地蔵の姿を見ると、
何となく、どこでも手を合わせてたんだけど、
(それはそれで良いと思うんだけど)
これからは、繋がっている場所がちゃんとできた、って感じで。
調べてみたら、鍼灸院から歩いて丁度1時間程度の場所なので、
お参りに行く機会も自然と増えると思う。
夫も、今の職場から目と鼻の先なので、お参りしてくれると良いな。

幕張に向かう。
都内をうろつくより、折角だから遠出しよう、ってことになった。
昔は良く、PCEXPOが開催されるたび、幕張メッセに通った。夫と。
最後に行ったのって、5年くらい前だろうか。

”ガーデンウォ~ク幕張”は、思ったほど混んでいなかった。。
まず、コーチファクトリーを見るも、興味を惹かれる物は無かった。
やっぱりね、直営店の方がデザインもカラーも充実してる。
当たり前のことだけど、アウトレットはアウトレットなんだよね。

ワタシには、コーチ以外に目的はない。
夫の要望で、アディダスとルコックを見ることに。
アディダスでは特別目星い物がなかったらしく、殆どスルー。
ルコックで、ちょっと変わったデザインの靴を見つけた。
メッシュ地にフルーツの絵が全面プリントされてる。
夫は割と、遊び心があるというか、奇抜なデザインが好きなので、
それを一目で気に入り、試し履きして”これ買う”と決めた。
ワタシも、同じコーナーにあった、同じ仕様の靴を試し履き。
ワタシのそれは、同じメッシュ地に、ブルーを基調とした
マーガレットの花のプリントが一面に施してあるデザイン。
ちょっと迷ったんだけど、夏、短パンとかに合わせると可愛いかも?
と思って買うことにした。
”一緒に履いたらアホ夫婦だな”と夫は笑った。確かに。
でもきっと一緒に履くんだろうな。

遅めのランチは飲茶セット。
ホントは、ホテルのレストランでビュッフェでも、って思ったんだけど、
ランチの時間ギリギリになってしまって、結局断念。
”泊まりがけでディナービュッフェ食べに来ても良いな”と言う夫に、
”それなら都内のホテルでもあると思うよ”って言ったら、
”馬鹿だなー。遠出するところに意味があるんだよ”って。なるほど。

他に見る物もないので、帰途に着く。
高島屋のコーチにもう一度寄ろうってことになり、新宿へ。
途中、”豊洲”の看板の手前で、
”ここで降りれば『ららぽーと』に行けるんだね”と言うと、
”もっと早く言ってよ。次で降りて、ぐるっと回ってくる?”
と言われたので、”今日じゃなくて良いよ”と返した。

高島屋は物凄い人出だった。
バレンタイン前の最終週末だったからだと、後で気付いた。
手作りコーナー、特設コーナー、地下の食品コーナー、
とにかく物凄い人だった。
ハンズで、夫目的の、燻製用の温度計と、
”チョコレートビール”なる物を購入。どんな味がするんだろ?と。

1階に降りるエスカレーターから、ヴィトンのディスプレイが見えた。
そこに飾ってあったヴェルニの赤がとってもキュートで、
”折角だから見て行こうよ”と、夫の手を引いてブースに入った。
基本はモノグラムラインが好きだけど、
ヴェルニの赤ってホントに可愛い。発色が物凄く綺麗で。
ブース内を一回り回る。珍しく夫が、革靴に興味を持った。
”これ、ちょっと良いね”と。確かに綺麗なデザインだった。

ヴィトンを後にコーチのブースへ。お財布とポーチを物色。
余り気に入った物が無く、夫とあれこれ話していると、
夫が、”コーチのバッグからコーチの財布って、どうなんだろう”と。
”無地ならともかく、柄×柄はなんかちょっと・・・”と言われ、
確かにそうかも知れない、と思った。
今日は、買ったばかりの斜めかけバッグを持って行ったので、
”これからこれが出てきたら、やっぱりちょっと良くない?”と聞くと、
”鏡で見てごらん?自分でどう思う?”と聞かれた。
言われた通り、お財布を手に持って、バッグと重ねてみると、
なんだかちょっとtoo muchな感じがした。

安い買い物じゃないので、”もう少し考える”とブースを出た。
”バッグ買いなんだから、バッグに凝れば良いんじゃないの?”と
夫に言われた。”何から何までコーチって、どうなのよ?”って。
一口に”コーチ”って言っても、色んなラインがある。
シグネチャーじゃなく、無地とか型押しとか色々。
どうしてもコーチが良いなら、小物は無地か型押しにするとか、
そうした方がバランスが良いかも知れない。夫もそう言った。

お年始にご実家に持って行った、
”フレーバー”のシフォンケーキが絶品だった。
一応お年始だったので、ほんの少ししか食べられなかった。
なので、買って帰ることにした。一回り小さいサイズを。
地下に降りると、どこにも増して物凄い人だかりだった。
お店の場所が以前と変わってしまっていて、夫が探してくれた。
フレーバーでもチョコを扱ってるらしく、人でごった返していた。
買う物は決まっていたので、店員さんを捕まえて無事買った。

サザンテラスに、日本初上陸のドーナツやさんができたことは、
ちょっと前、誰かのブログで知っていた。
夫が、夜中のニュースで見て、”一度喰ってみたい”と言っていた。
寄ってみようか?ってことになり、橋を渡って行くと、
途中から長蛇の列ができていた。
”これってあの店の?”と言うと、”そうじゃないの?”と。
ワタシも夫も、並んでまで、と言うタイプじゃないので、
今度、平日にでもワタシが買って帰る、と言うことで納得した。
お店の前に行くと、店前も物凄い列ができていた。
余りの人だかりに、夫は携帯で写真を撮っていた。

家に帰り、行きつけのラーメン屋さんに行った。
夫は今、コタツで眠ってしまっている。
休日の、都心での車の運転は、きっと目一杯気を使うだろう。
”明日また練習場に行きたいなー”と言うので、付き合うことにした。
今日は、半ばワタシに付き合ってくれたから。

長い1日が終わった。

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