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2006年11月 2日 (木)

採卵決定

2006年8月23日(同日)

1時間半近く待たされたと思う。
結果を聞きに診察室に入ると、”採卵しましょう”と。
”ご主人様は来られる?”、”はい”、
”じゃ、この後の流れを隣(処置室)で聞いて待っててね”、
”はい”。

看護士さんに説明を受け、すぐに夫にメールする。
”じゃ、15時前に行くから”と返事が来る。
ラウンジで待っていると夫登場。
ちょっと場違いな感じがする。スーツに長髪の夫。
看護士さんから受けた説明を、一通り夫にする。
”採卵できたことを確認してから採精だから。
採卵できなかったら採精もしないんだって”って。
ふ~ん、と夫。
精液検査の時に一度採精してるから、勝手は分かってるはず。

時間になりリラックスルームと称するベッドルームに呼ばれる。
ベッドが6台並んでる。
そのひとつに通され、着替えるように指示される。
広げてみると、それは完全に”術着”だった。
なんだか物々しいなー。
帽子も被るように言われる。ホント、手術前だな。
トイレを済ませるように言われ、指示通りにしてベッドで待っていると
名前を呼ばれ、手術室(?)の前の椅子に座らされる。
暫くすると前の人が出てきて(この時は分からなかったけど、
後で気付いたら、この人は採卵じゃなくて移植だった)
入れ替わりで中に通される。
部屋は薄暗い。
卵巣膿腫を摘出したときのオペ室に似てる。
オペ室なんて、きっとどこも似たり寄ったりなんだろう。
ただ違うのは、足を固定する装置があることと、人が多いこと。

ベッドに横になると足を固定される。ベルトで。
なんだか空恐ろしくなってきた。
名前を確認され、”はい、右です~”と看護士さんの声。
確認事項をみんなで連呼(点呼?)する。
それがなんか、市場の競りみたいでちょっと笑っちゃった。

”はい、じゃ採りますよ~”の声と共に、軽い痛みが走る。
ベッドの横の説明書には、
左のモニターで卵子が見えるって書いてあった。
左のモニターをじっと見る。良く分からない。
説明書にあった写真のような物体は映らない。
ぷっくり丸い気泡のような物はいくつか見える。あれかな?

”はい、終わりましたー。ゆっくり起きあがって下さいねー”の声に
指示通りに起きあがる。
”じゃ、この後ベッドで休んで下さい”と言われ、ベッドに戻る。
程なく看護士さんが現れた。その第一声に耳を疑った。
”残念ですが、今回卵が採れませんでした”って・・・。

え?採れないってどういうこと?排卵だって言ったじゃない?
混乱した。
構わず看護士さんは続ける。
お風呂はダメ、抗生剤を飲む、ピルを飲む、等々。
注意書きが書かれた紙と、日数分のピルを渡される。
なになに?どういうこと??
”あとで先生の話がありますから”と言い残し、
看護士さんは出て行った。
その時やっと、痺れた頭で理解した。
”卵胞”と”卵子”の関係性を・・・。

20分ほど休んで出血が見られなかったので、
待合室で待つように言われる。
ボーっとしたままで待合室に行くと、夫が待っていた。
”採れなかったんだって、卵”と言うと、”聞いた”と。
卵が採れると内線で受付に電話が入り、
ワタシが休んでいる間に告げられるシステムになっていたらしい。
”まぁしょうがないじゃん。そりゃ、種なしじゃできないわなー”って。
た、種なし??
何気なく言った夫の一言。悪気はないと分かってる。夫はそういう人。
でも、この時のワタシの心にはグサッと刺さった。

診察室に呼ばれ説明を受ける。
”良くあることなんですよ。一度だけだし、がっかりする必要はない
ただ、これが続くと問題なので、誘発剤を使いましょう”と。
”次回はちゃんと採れるように頑張りましょうね”と。
ピル(プラノバール)は、高温期に内膜の状態を安定させるためらしい。
生理3日目から排卵誘発剤(セロフェン)を飲むように処方された。
”余りがっかりしないでね”と最後に言われた。
顔に出ていたんだろうな。予想外の出来事に困惑した気持ちが。

そう、ワタシは知らなかった。
卵胞の中に卵子がいるってことを。
卵胞が大きくなっていれば排卵が起こる。それは間違いない。
でも、いわゆる”空砲”って状態が存在することを初めて知った。
夫の言う通り、種なしじゃ、いくらタイミングを図ってもできないよなー。

こうして初めての採卵は終わった。
体の痛みは大したこと無かったけど、心の痛みが大きかった。
でも悩んでもしょうがない。先生の言う通りにするしかない。
その後、プラノバールとセロフェンを指示通り飲んで、
次周期の8日目に卵胞チェックに行くことになった。

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